浄土真宗親鸞会の800年の歴史とは?
親鸞会は800年の歴史を持つ仏教系新宗教、代表をつとめているのは高森顕徹氏です。800年の歴史を持つといっても創設年度は昭和33年(1958年)です。800年の歴史があるといわれている理由は、親鸞会が宗祖親鸞聖人の正しい教えを広めることを唯一の目的としていること、そして宗祖でもある親鸞聖人は1173年~1262年にこの世に生きた人物、活躍されていたのが現代より800年前になるためです。
親鸞聖人は浄土真宗を明らかにすべく教えを正信偈と呼ぶ書物の中に書き留めた、親鸞聖人の教えを正確に人々に広めた人物は蓮如上人などが浄土真宗親鸞会の公式サイトに掲載してあります。
さらに、現代浄土真宗は葬式仏教・法事仏教などから衰退の一途を辿っている、親鸞聖人の本来の教えを明らかにする目的で立ち上がったのが親鸞会の代表でもある高森顕徹氏、昭和33年富山県高岡市の小さな会館を本部として立ち上げたなどの目的や歴史があります。
親鸞会の代表高森顕徹氏は元浄土真宗本願寺派僧侶です
浄土真宗親鸞会の代表をつとめている高森顕徹氏は、仏教系新宗教を発足して現在の親鸞会の頂点に立つ人物です。1929年に富山県氷見市にある本願寺末寺で誕生、1945年には大日本帝国海軍海軍飛行予科練習生となり特別攻撃隊に志願したなどの経歴の持ち主です。
親鸞会を立ち上げる前は浄土真宗本願寺派僧侶であったといわれているのですが、浄土真宗本願寺派は浄土真宗の宗派の1つにあたるものです。浄土真宗本願寺派の信者の数は約796万人といわれており、この人数は浄土真宗の各宗派の中では最大の数です。
宗祖の親鸞聖人が唱えた教えを正しく伝えることを目的にしている仏教系新宗教といわれているのですが、高森顕徹氏など親鸞会は新宗教と呼ばれることを嫌っている、浄土真宗の宗派であると唱えているようです。これに対して、伝統的な浄土真宗の各派は親鸞会の教義を正統からは外れている、正統としては認めていないなどの論議が繰り広げられています。
まとめ
浄土真宗親鸞会は、宗祖親鸞聖人の正しい教えを世間に広めることを目的にしている仏教系新宗教で、発足および代表をつとめているのは高森顕徹氏で元浄土真宗本願寺派僧侶といわれています。
なお、親鸞会には1万年堂出版などの関連会社もあり、こちらの出版社では高森顕徹氏が書き上げた「なぜ生きる」や「光に向かって100の花束」などの書籍の出版も行っていますし、「親鸞聖人御誕生八百年記念」の書籍については浄土真宗親鸞会が自費出版を行っているようです。