秘密が多い親鸞会について
親鸞会はブラジル等の各国に信者を抱える世界宗教の一つです。親鸞会は実に爆発的な勢いで信者も増やしていますが、そんな親鸞会は実は謎も多いことが特徴。謎も多いだけに色々と知りたくなってきますが、中でも一番の謎の一つがそのルーツでしょう。
まず、親鸞会は浄土真宗系の宗教であることは良く知られていまることはポイント。浄土真宗とは袂を分かったものの、やはり浄土真宗の影響は今でもまだまだ残っています。他に、親鸞会は本願寺にも影響されていると言われています。本願寺にルーツがあるのでは、と考える親鸞会信者もいることは知っておきましょう。
そもそも親鸞会の親鸞は本願寺の宗祖でもありますし、親鸞と本願寺の関係は実に根深いものもあります。本願寺にいたっては時折、親鸞会の講演などについても言及されることもあるくらいです。それくらい親鸞会のルーツについては憶測が飛び交っていますが、この点に関して詳しくみていくことにしましょう。
親鸞会と本願寺のルーツについて
親鸞は1262年に京都で亡くなりました。その波乱多き人生は数々の小説のテーマにもなっています。親鸞が本願寺を設立したものと良く思われていますが、実は親鸞が亡くなった後の1321年に本願寺は成立しています。この本願寺では親鸞を祀っており、本願寺教団も生まれることとなります。浄土真宗もこの本願寺に強い影響を受けていることも特徴です。
こうしたことから、浄土真宗を元とする親鸞会も本願寺の影響を受けているとよく言われます。これは決して間違ってはいないものの、本願寺=親鸞会というわけでもありません。どちらもそれぞれ全く違った宗教法人であり、一緒にすると問題が複雑化します。
親鸞会のルーツの一つとして本願寺はたしかに関わっていますが、本願寺だけがルーツではないことは理解しておく必要性があるといっても良いでしょう。実際、本願寺の教えとは全く異なった説法も、親鸞会ではしょっちゅう行われています。
まとめ
親鸞会のルーツについてはよく論争されるものです。親鸞会のルーツは複雑なものですが、親鸞会を語る上で外していけないのが本願寺です。本願寺と親鸞会の関係は大変深いものがあり、時折本願寺についても親鸞会の講演などで言及されるくらい。
しかし、本願寺だけが親鸞会のルーツというわけでもありません。言い換えれば、親鸞会は実に多様な影響を受けて設立した新興宗教であることを、理解しておく必要性があるといっても良いでしょう。